バウムクーヘンとは
バウムクーヘンはドイツの伝統的なお菓子です。
1908年に、カール・ユーハイム というドイツ人がバウムクーヘンを日本に紹介しました。今日、日本でバウムクーヘンは大変ポピュラーな贈り物であり、とくにそのまん丸なリング状の模様と相まって、バウムクーヘンは来るべき年々の調和と繁栄の象徴となっています。そのため、バウムクーヘンは結婚式の代表的な引出物としても利用されています。
この、「毎年の調和と繁栄」は私たちが望み、夢みていることですが、現実には人々の生活は自然のバウム(樹木)に似て、不揃いの年輪になっています。大きく豊かに感じられる年輪もあれば、幅狭くしぼんでしまったような年輪もあります。それでも私たちはあらゆる木々と同様に、そのふさわしい場所に根をすえることができます。
“いかに幸いなことか
神に逆らう者の計らいに従って歩まず
罪ある者の道にとどまらず
傲慢な者と共に座らず
主の教えを愛し
その教えを昼も夜も口ずさむ人。
その人は流れのほとりに植えられた木。
ときが巡り来れば実を結び
葉もしおれることがない。
その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。”
(聖書、詩編第1編より)