バウムクーヘン・ファームについて

Baumkuchen Tree Ring

バウムクーヘンとは

バウムクーヘンはドイツの伝統的なお菓子です。

1908年に、カール・ユーハイム というドイツ人がバウムクーヘンを日本に紹介しました。今日、日本でバウムクーヘンは大変ポピュラーな贈り物であり、とくにそのまん丸なリング状の模様と相まって、バウムクーヘンは来るべき年々の調和と繁栄の象徴となっています。そのため、バウムクーヘンは結婚式の代表的な引出物としても利用されています。

この、「毎年の調和と繁栄」は私たちが望み、夢みていることですが、現実には人々の生活は自然のバウム(樹木)に似て、不揃いの年輪になっています。大きく豊かに感じられる年輪もあれば、幅狭くしぼんでしまったような年輪もあります。それでも私たちはあらゆる木々と同様に、そのふさわしい場所に根をすえることができます。

“いかに幸いなことか
神に逆らう者の計らいに従って歩まず
罪ある者の道にとどまらず
傲慢な者と共に座らず
主の教えを愛し
その教えを昼も夜も口ずさむ人。
その人は流れのほとりに植えられた木。
ときが巡り来れば実を結び
葉もしおれることがない。
その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。”
(聖書、詩編第1編より)

Baumkuchen bakersバウムクーヘン・ファームについて

ハワイ島のヤシの木々や噴煙立ちのぼる火山、蒼い太平洋に囲まれた緑豊かな丘の上に、バウムクーヘン・ファームはあります。アジアと西アメリカの中間地点であるこの地でマリーとマークス のドイツ人夫婦がバウムクーヘンを焼いているのです。

マークスは日本で生まれ育ちました。ここで彼は日本人と日本、そして神様への深い愛を抱いた人たちに囲まれて過ごしました。–> 彼が出会った人々についてはこちら 

まもなくしてマークスは日本式バウムクーヘンを愛するようになりました。近年、ふたりはドイツの多くの伝統的なお店を訪ね歩き、オリジナルのレシピを研究してお菓子を焼いていましたが、その後ドイツ式オーブンを持ってハワイに引っ越し、バウムクーヘン・ファームをスタートさせました。

ふたりは、マカデミアナッツや卵、ミルク、ハワイアンコーヒー、パイナップル、そしてハワイアンチョコレートなど現地の農家から仕入れるハワイならではの多くの食材に加え、味のよいバニラビーンズやココア豆を9エーカーのバウムクーヘン・ファームで育てました。

70年代+80年代

その始まり

マークスは日本とドイツで育ちました。彼の母親はマークス にケーキへの愛を伝え、教え込みました。また、日本でケーキ教室(ドイツケーキの焼き方教室)も開いています。マークス は若くしてケーキ職人になることを決意したのでした。

2013

ケーキ職人として

マークスがその夢をかなえるには、さらに数年がかかりました。彼は民間企業で長年働いた後、マリーと結婚しました。そしてまもなく、ふたりは力を合わせてグルメビジネスを開始します。

2018

ハワイの魅力

マークスとマリー はハワイにとても魅かれていたので、3人の子供を連れてドイツからハワイに引っ越し、ケーキの王様であるドイツバウムクーヘンをこの美しいハワイに紹介しました。ふたりは伝統的なドイツ流レシピとハワイの食材とを融合したのでした。

2021

アメリカ合衆国におけるバウムクーヘン

多くの試行錯誤の後、以前ガレージだったところを厨房として、究極のレシピが開発されていきまました。そしてついに、この美味なるケーキをハワイの現地の人々や世界中からの旅行者に販売、紹介する事業が始まったのです。旧来からの西洋のケーキ作りの伝統が、アジアの革新とハワイに深く根差したアロハフルーツのおかげで、さらなる祝福を受けることになったのです。

ハワイと日本の歴史の類似点についてのドキュメンタリーへのリンクはこちら